1月日曜日の志事

2020年02月01日

減っていく大工さん

大工さんがどんどん減っています
一番多かった団塊世代の大工さんがこの数年で大工を止めていること、かつては小学生がお大人になったらなりたい職業の上位に入っていたほどの大工という職業は今ではなりたい人が少なく、実際に若い大工さんが少なく平均年齢が高くなっています

これは今社会問題になるかもしれないと思っているところです
建物をつくる人が少なくなると当然ながら建築の仕事は比例するように減っていきます

何故大工さんは減っていくのか
その一つの理由が年収であるといわれています
大工さんの年収は一人前になって400〜500万円が平均だそうです
この収入の中から道具や金物、そしてトラックなどの費用がマイナスされます
会社員がもらう年収500万円とは実際残手元に残る額が全然違います

一人前の職人になっても収入の低い職種では現実的にも夢がありません
本来の大工さんの価値を高め、腕に見合った対価を得られるようにすることも私の役割だと思っています
この先10年間で大工さんは急激に減っていきます
幸いにしてプロデュースが依頼している大工さんのほとんどは30〜40歳代なので10年後も今と変わらないかもしれませんが、職人の価値を見直す時期に来ているのかもしれません

あらゆる業種で起きてくるであろう職人不足や後継者不足
今のうちに出来ることから取り組んでいきます




new_river at 06:54│Comments(0)

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