最高の天候で新築上棟富山県不動産マーケットフェア開催中

2006年09月22日

住宅の構造体プレカットがもたらす影響

「プレカット」今では一般的な言葉になりました。
今や新築住宅の90%以上が構造体(骨組み)をプレカットしています。
プレカットとは従来(10年前)は家の骨組みは大工により墨付けをし、手や機械にて
穴をあけたり接合部を加工(ほぞやみぞ)していました。
その作業にかかる時間は1坪当たり1人工〜1.5人工ですから40坪の家を大工の手で
作業すると40〜60人工かかる計算になります。
一人で作業するとなると1.5〜2カ月の期間を要することになります。
それが現在では、オートメーション化された機械により、40坪の構造体の加工に
要する時間は約4時間となりました。
手作業により約2カ月要していた時間が4時間に短縮されたことでコストは大幅に
下がりましたが、その反面、大工は作業場(工場)にて作業する時間が無くなり
現場での生産効率が上がり、今まで年間2〜3件建てていた人も倍の数をこなせるように
なりました。
生産効率が高まった分、仕事があればよいのですが新築棟数は減少傾向にありますので
手に職を付けている大工であっても失業する人が増えています。
機械化による便利さを追求するあまり今になって反動がきているようです。
どうすることも出来ない難しい問題です

new_river at 08:41│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
最高の天候で新築上棟富山県不動産マーケットフェア開催中